コンセプト


CR-X delSol

時には淑女のように・・・

時には悪女のように・・・





「太陽の〜」という意味の名前を持つデルソルっ!!
その名前の裏に隠されたコンセプトやキャッチフレーズに焦点を当てて
みたこのコーナー!
広告に使われているようなメジャーなものから雑誌の片隅にしか出てい
なかったようなマイナーなものまで幅広くカバーし、独断と偏見でコメ
ントをつけてみました。
おおぅ!調べれば調べるほどデルソルの素晴らしさを再認識してしまい
ますなっっ!ああっ!!!デルソルってなんて素晴らしい車なんだろう
?デルソル万歳っ!!!




「2WAY PARADISE」

クーペとしての顔とオープンとしての顔・・・
2つの顔を持つ車であるデルソル。
普通オープンカーは、オープンにしている時が真の姿であると評される事が多い
でしょう。しかしデルソルはそうでは無いのです。
オープンの時の姿も、クーペ時の姿も共にデルソルの真の姿なのです。
そうなのです。デルソルは、クーペ時とオープン時では 全くその特性を変化させ
てしまう車なのです。
つまり、どちらもデルソルの真の姿でありながら、まったく違った車へと変貌して
しまうと言っても過言では無いでしょう。
クローズ時にはクーペとして、オープン時にはオープンカーとして、1台で2通りの
楽しみ方を体験できる車、
それがデルソル「2 WAY PARADISE」なのです。




「太陽のスポーツ」

単純にクローズドボディの屋根を切り取り、オープンカーにした場合、そのボディ
剛性は10〜20%程度まで低下してしまうと言われています。
つまり、屋根を切り取ってしまうという行為は、それほどまでに車の剛性を損なっ
てしまうのです。
その為、スポーツ志向の車種によってはTバールーフという真ん中に支柱を残し
た状態にその開放感とボディ剛性とのバランスに見極めをつけている車も数多く
見られるのです。
デルソルも、タルガトップという形式ゆえ、フルオープンには開放感について数歩
譲る事になります。
しかしデルソルはスポーツ志向を目指した車ながら、Tバールーフよりもさらに踏
み込んだタルガトップという形式を選び、リアウインドウを開閉可能にする事によ
りよりフルオープンに近い形式を目指しているのです。
そして、必要最低限度のボディ補強を施す事で、頭上の開放感を保ちながら、高
い剛性をもつボディを手に入れたのです。
(もっとも、その剛性を保たせる為のボディ補強が原因の重量増加に世間はあま
りにも過敏に反応してしまった事はデルソルの不運と言えるでしょう)
オープンカーの中では突出したボディ剛性を持つデルソルは、太陽の光と風を感
じながらスポーティな走りも楽しむ事ができるのです。
つまり「太陽のスポーツ」なのです。



「ハートヌード」

「心までヌードになれるカップルズオープン」、’95年の後期型へのマイナーチェ
ンジで、デルソルはその外観と共に大幅なコンセプトチェンジを行いました。
今までのデルソルの「あか抜けラテン系スポーツ路線」に別れを告げ、落ち着い
た雰囲気で楽しむ車へと進化したのです。
ボディカラーにしても、赤、深緑、白、銀と今までに比べて落ち着いた設定になっ
ています。
イメージが成熟された事で、太陽の光だけでなく、月の光も似合う車になったの
です。
大人の為の都会派オープンカー。そんな印象を私は受けます。
まさに「究極のデートカー」と言えるでしょう。



「トップレスミニグラマー」

小さいけれど、出るところは出て、引っ込む所は引っ込んでいるスタイル。
それがデルソルのスタイリングのキーワード「トップレスミニグラマー」
ぼよ〜ん、きゅっ!ぼよ〜んって感じですか?(笑)
デルソルを擬人化した場合、ぱっちりとした目と小麦色の肌をした小柄なグラマ
ー美人←死語(笑)がすごく似合うと思いませんか?
とにかく、私はデルソルにあか抜けた健康美を感じます。
他のどのキャッチフレーズよりも一番上手くデルソルを表現しているのではない
でしょうか?
個人的に一番気に入っているキャッチフレーズです。




「オープンスカイ・カフェテラス」
「オープンスカイ・インテリア」

「見せて見られて」の刺激をデルソルに取り込みたい。
そんな製作者サイドの思いから出たインテリアデザインのキーワード、それが「オ
ープンスカイ・カフェテラス」
けれど、カフェテラスとクルマとでは結びつき辛いという事から「オープンスカイ・イ
ンテリア」に改められたようです。
しかし、共に見られる事を意識したデザインを目指したキーワードであると言う事
には変わりないでしょう。
それでいて、乗り手を優しくつつみ込むような伸びやかな空間を目指しているの
です。
今までオープンといえばレトロなデザインになりがちだったのですが、デルソルは
現代風のオープンに似合った独特のデザインをいち早く取り入れ、かつ実用性も
十分に考え抜かれているのです。
デルソルの内装は人に見てもらいたくなるデザイン。
つまり、開けて走りたくなってしまうデザインなのです。
ワンポイントアクセントであるストライプの入ったシートや、ゴーグルをイメージし
たメーターなどは、他車に見られない、デルソル独特のインテリアと言えるでしょ
う。




「FUN AND WINDY」

気楽に風を相手に楽しめるクルマを作りたい。
これこそがまさにデルソルの生まれたきっかけなのでしょう。
そのキーワードこそ「FAN AND WINDY」
オープンカーは楽しい。しかし、オープンカーには幌の劣化といった大きな問題
点がある。
好きな人ならばそんな事は苦にしないだろうし、何よりもメンテナンス等にも相当
な労力をかける事でしょう。
しかし、それができるかできないかが、オープンカー乗りと、憧れているけれど踏
ん切りがつかないと言った人とを大きく隔てている壁になっているのです。
オープンカーはほしいけれど幌はいやだ。そんな贅沢な思いからデルソルは誕
生したのです。
今までのオープンカーよりも気楽に風や太陽の光と戯れる事ができる車、運動と
いうよりも遊び感覚でオープンエアーを楽しめる車。
デルソルとはそんな思いがこめられた車なのです。





<ホンダ技術研究所デザインセンター協力>
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