デルソルの歴史





失敗を恐れていたって何も始まらないだろう?


デルソルの歴史・・まさに苦難の歴史と言えるでしょう。
何と言っても雑誌でほとんど取り上げられない!
中期型から後期型への劇的とさえ言える大幅な外観の変更の時でさえ、
雑誌によっては「まったく」取り上げていないといった状態です(涙)

なぜに・・・なぜにこんなにも情報が少ないんじゃあ〜!
○ード○ターなんかは専門の雑誌まで刊行されていると言うのにぃ〜〜
て、天は我らに艱難辛苦を与えているというのか?
それがデルソル乗りの運命と言うのならば、その試練に立ち向かおう、
その苦難に意気消沈し、失望の底にたたずんでいるだけでどうすると言
うのだ?
地図が無ければ地図を作りましょう!辞書が無ければ辞書を作りましょ
う!少ない情報を地道に集めて行こうではありませんか!1つの情報に
一喜一憂して行こうではありませんか!
道が無ければ、その道を自らの力で作って行くのがデルソル乗りの心意
気ってもんじゃあないですかっっ!!!!

さぁ!共にデルソルの歴史を綴っていきましょう!!


index

デルソルこれまでの歩み

前期型の説明

VXiリミテッドの説明

中期型の説明

リミテッドSの説明

後期型の説明

デルソルの新車登録台数

マイナーチェンジ変更点



デルソルこれまでの歩み

本田技研工業株式会社ホームページ掲載 デルソルカタログ
http://www.honda.co.jp/factbook/auto/CR-X/19920227/index.html

’92年2月


2月27日発表

デルソル販売開始

グレード

SiR(EG2-100)・VXi(EG1-100)

ボディカラー

キャプティバブルーパール
サンバグリーンパール
フリントブラックメタリック
ボーグシルバーメタリック
ミラノレッド



’92年9月

VXiにトランストップ追加

グレード

SiR(EG2-110)・VXi(EG1-110)

ボディカラー

キャプティバブルーパール
パラダイスブルーグリーンパール
グラナダブラックパール
ボーグシルバーメタリック
ミラノレッド



’94年1月


1月28日発表
2月11日発売

VXiリミテッド
(限定600台)

グレード

VXi(EG1-110)

ボディーカラー

ミラノレッド
ローザンヌグリーンパール



’94年9月


9月1日発表
9月2日発売

マイナーチェンジ
(内装一部変更)

グレード

SiR(EG2-120)・VXi(EG1-120)

ボディカラー

ハーバードブルーパール
ローザンヌグリーンパール
グラナダブラックパール
ニューボーグシルバーメタリック
ミラノレッド



’95年2月


2月2日発表
2月3日発売

リミテッドS
(限定600台)

グレード

VXi(EG1-120)

ボディカラー

ミラノレッド
ローザンヌグリーンパール



’95年10月


10月5日発表
10月5日発売

マイナーチェンジ
(外装大幅変更)

グレード

SiR(EG2-130)・VGi(EJ4-100)

ボディカラー

サイブレスグリーンパール
フロストホワイト
ニューボーグシルバーメタリック
ミラノレッド



’97年7月


デルソル生産終了


前期型・中期型デルソル

後期型デルソル


前期型

カッコいいので、初期のタイプ(販売開始から'94年のマイナーチェンジまで)の
デルソルの事を前期型(初期型でも可)と呼ぶ事にします。
基本的にバブル時期に発売されただけあって、様々な面で豪華です。
内装についても、ドアの内張りがツートンになっており(下側 黒色・上側 グレー)
色々な所で凝ってます。
豪華な反面、前期型ゆえのトラブルが多く、特にウェザーゴムの形状が雨漏り対
策が施されていないタイプが使用されている事や、バグのあるトランストップのコ
ントローラーが使用されている事が多いようです。
さらに最近ではトランストップのチルターギア破損と言ったようなトラブルも報告さ
れています。
下取り価格が購入価格に比べてあまりに差があった事もあってか、中古市場で
も程度の悪い玉が多く、購入時には注意が必要です。
特に、ウェザーストリップ形状とトランストップの動作不良、それにチルターギア
破損には十分気を付けましょう。
ただし、趣味性の高い車という事もあってか、走行距離が少ない物も多いです。
色についても、サンバグリーンパールと言ったような派手な色も設定されていま
すね。
販売台数が1番多く、国内デルソルの約8割がこの前期型と思われます。
限定バージョンのVXiリミテッドはこの初期型に入ります。



VXiリミテッド

CR−Xデルソル初の特別限定車であるVXiリミテッドは、VXiのマニュアルトップ
(初期型EG1−110系)をベースに、エアコン、オーディオ&CDチェンジャー、オ
ートアンテナ、マフラーカッター、US仕様ファブリックシート、そして特別ステッカ
ーを装備したファッショナブル仕上げのモデルです。
カラー設定は(当時)特別であったローザンヌグリーンパールとミラノレッド。
特にミラノレッドは、ルーフが黒色に塗装されているという一風変わった特徴があ
ります。
ちなみにUS仕様ファブリックシートと通常のシートの違いは、シートメインのデザ
インが少し違うだけです。限定モデルでは、VXiにも関わらずシートのアクセント
ストライプとボディーカラーは統一されています。
5MT、AT共に設定されており、限定600台。

中期型

'94年のマイナーチェンジから'95年のマイナーチェンジまでのデルソルを中期
型と呼ぶ事にします。
マイナーチェンジにより、内装の一部が変更され、ツートンだった内装が黒色で
統一されました。さらにVXiにオートアンテナが標準装備となりました。
細かい所では、メーターパネルがブラックから少し明るめのブルーグレー系とな
っています。
ウェザーゴムも対策されており、安心して購入できるタイプと思われます。
しかし、その数はあまりに少ないです。
シビックのフルモデルチェンジの影響からボディーカラーでもローザンヌグリーン
(深緑)やハーバードブルーパール(紺)が設定されています。


リミテッドS

デルソル2番目の限定モデル、リミテッドSは、中期型(EG1−120系)のVXiマ
ニュアルトップをベースにマニュアルエアコン、オーディオ、トランクスポイラー、マ
フラーカッター、特別ステッカー、US仕様ファブリックシートを装備したモデルです。
リミテッドSとは特別装備の点で若干の違いが見られますが、カラー設定が同じ
事から、外観で判別するのは難しいかもしれません。(赤はルーフで判断可能)
大きな違いといえば、トランクスポイラーの有無でしょう。
アクセサリーライトのある前・中期型のデルソルでローザンヌグリーンパール(深
緑)のものは、VXiリミテッドかリミテッドSと言えます。
全国限定600台、ボディーカラーはローザンヌグリーンパールとミラノレッド。
ちなみに正式名称は VXiリミテッドS と言うらしいです。

後期型

フロントマスクの変更(アクセサリーランプ無し)、ナンバープレート取り付け部の
形状変更(3ピースから1ピースへ)、全長の延長(3m995から4m005へ)、減
速比・変速比の一部変更、VXi(SOHC1500cc)の廃止VGi(SOHC1600cc)の追
加、フロアマットデザイン&シートデザインの変更、各種アクセサリー関係の変更
、グリーンガラスの使用等など・・
あまりに劇的な変更を遂げたグレード。
95年のマイナーチェンジにより、デルソルの主流となったこのタイプを後期型と
呼ぶ事にします。
外観だけでなく、コンセプトについても多少の変更が行われています。
前期、中期と比べて、外観が違うと言った点、さらにSOHC1500ccのVXiが廃止
され、新たにSOHC1600ccのVGiが追加された点は特筆に値する変更点でしょう。
国内とターゲットにしたマイナーチェンジと言より、海外を非常に意識した変化を
遂げたのではないでしょうか?現状での最終形態だけあって、成熟された作りを
されています。
前期型にあった問題点はほとんど解決されているでしょう。