デルソル乗り「愛の絆」 |
東京都八王子市 ガンバ砲 さん 26歳 会社員
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オープンカーを買う 1997年4月、それまで乗っていたインテグラが2度目の車検を迎えるにあたり、 買い替えを検討しました。そのころ、なぜか「次はオープンカーだ!」と決意してい たのですが、予算の関係もあり、中古のロードスターくらいしか選択の余地がありま せん。 ところが、私はどうやらマイナー志向らしく、超メジャーなロードスターでは、 なかなか購入を決意できませんでした。 そんなとき、「そういや、ホンダもデルソルとかいうのを出していたな」と思い出し たのです。今思えば、私とデルソルのファーストコンタクトは発売当時の新聞広告で した。 その昔、クルマに全く興味のなかった学生の私ですら「幌じゃないオープン カー」には驚きました。「変形の仕組みを知りたい」と。 要するにクルマとしてでは なく、変形オモチャとして興味を持ったわけです(^^; そんなこともあり手堅くロードスターか意表を突いてデルソルか、と迷いましたが、 オートテラスに希望通りのものがあったこともあり、デルソルに決めました。 デルソル雑感 初めて実車を見たのが雨の日だったため、変形されられなかったのですが、こん な感想を持ちました。 ・シートがかっこいい! ・レッドゾーンが8,000以上! ・助手席の足元が広い! ・トランクの開閉がすごい! ・トランクの上が妙に広い(笑) ・ステレオにカバーがある などなど ほとんど好印象ばかり。結局、変形ギミックの謎を解明せずに、半分勢いで契約 しました。 今考えると、試乗もせずによく100万近い買い物をしたな、と思います が。 1週間後納車、ついに変形を試すときが! 説明書を見ながらルーフロックをは ずし、スイッチオン! おおっ、予想以上の派手な変形! 私は思いました。 「こいつはバルキリーだ!」(古い)。 しかし、変形が遅いためその名前はお蔵入りに。結局名無しです。 その後、しばらく乗ってみて、さらに印象が加わりました。 ・良くまわるエンジン、感動的なV-TEC音(V-TEC初体験なもので) ・とてつもなくうるさい高速走行 ・1速、後退にたまに入りにくいシフト ・ギシギシとうるさいボディ ・やっぱり遅い変形 ・開放感を妨げるCピラー ・雨漏りが・・・ さすがに不満点もだいぶ目に付き始めました。でも、我慢できる範囲です。 そして、購入1年を迎えるころ、このホームページを発見。・・・感動でした。 世の中にデルソルをこんなにも愛している人々がいるとは。 また、思い知らされま した。私が感じた不満点などは「我慢」以前の問題だと。 その後、みなさんの影響で、徐々に自分もデルソルを改造したくなって、とりあえ ず車高ダウンを行ない、「TWO WAY PARADISE」ステッカーを貼りました。 まあ、 改造というより、外見オンリーです。まあ、別に走り屋じゃないので、これで良いかと。 その後、少しずつパーツを加え、自分なりにドレスアップをしていきました。その中 にはエキマニ、マフラーといった動力系のパーツもありましたが、やはりほとんどが ドレスアップ系でしたね。 その中でも、サイドシル塗装(自力)と、インテグラR専用リアスポの取り付け、ア ルミホイールの交換は我ながらヒットでした。派手すぎず地味すぎず、どこに出して も恥ずかしくないデルソルになったと思います。 自画自賛ですが(笑)。 そんな感じで手をかけていたデルソルですが、1999年12月26日、突然の別れ が待っていました。比較的慣れていると思っていた山道で、自損事故を起こしてしま ったのです。外見的には大したダメージではなかったのですが、エンジンを始めと する駆動系がほとんどダメになってしまい、泣く泣く廃車にすることにしました。 私の90年代はデルソルとの別れとともに終わりました。それ以来、デルソルを超 える魅力的なクルマには出会っていません。性能とか、デザインといったものを超 えた不思議な魅力をもったクルマでした。今でも街でデルソルに遭遇すると胸が痛 む思いです。 最後は悲しい結末を迎えてしまいましたが、デルソルは私にとってかけがえのな い思い出をくれたクルマでした。永遠に忘れることはないでしょう。 この長文を読んでくれている方には、1日でも長くデルソルに乗っていただきたい と思います。 |
市街地平均燃費 |
約 10.0 km/l |
高速平均燃費 |
約 12.0 km/l |
オープン率 |
約 50 % |
改造度 |
5 % |
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