デルソル乗り「愛の絆」 |
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このたび、デルソルを手放すことになりました。 そこで、色々とお世話になった、 「愛と友情のデルソルホームページ」に 感謝の気持を込めて、「愛の絆」に投稿させていただきます。 私がデルソル乗りになったのは、 自分のパーソナリティと関係があると思います。 私の実家は、自営業(鉄工業)を営んでおり、 その上、父は休日になると絵描きをするような、 ちょっと個性的な家庭に育ちました。 このため、私は、以下のような性格に育ちました。 ・独立心が高く、ヒエラルキーを気にしない ・道具はシンプルなものが良いと思っている ・デザインにうるさく、大切なのは高級感ではなくセンスの良さだと思っている ゆえに、車に求めたのは以下の条件でした。 ・オープンカー(カローラ→クラウンの様なヒエラルキーから外れている) ・ライトウェイトスポーツ ・センスの良いデザイン この条件からして、デルソルを選ぶのは必然だったと思います。 細かい点では、以下のグレードを選びました。 ・運転する楽しさを得たいので、MT ・デルソルの本命だと思うので、トランストップ ・SiRはシビックのためのグレードだと思うので、Vxi ●デザイン デルソルにおいて、一番褒めるべきなのは、このデザインだと思います。 細かいところまで手が入っており、 入手からかなり時間が経過した今でも飽きることはありませんでした。 特に、斜め後ろから見たリアまわりのデザインは秀逸だと思います。 トランストップに関しては、 「屋根を開けたときと、閉じたときで、異なった表情を見せる」 という目的のための有効な手段だと思います。 この点、幌を金属化しただけのバリオルーフとは、 目指しているところが違います。 また、この目的のために、リアウィンドウが開くことも忘れてはならず、 これがなかったら、ただのダルガトップになってしまったことを考えると、 きちんとコストをかけたデザイナー/開発者の先見の明には、拍手を送りたいと思い ます。 ●インプレッション インプレッションに関しては、昔のグランツーリスモをやってみるのが良いと思いま す。 あそこまでシュミレーション技術が進んだら、 下手な編集者のインプレッションなんて不要だと思います。 ゲームでは分からない点をあえて挙げると、 リアシートが無く、着座位置が前後タイヤのほぼ中央なので、 内輪差を気にすることはなく、車両感覚が掴みやすかったです。 ●オープンエア オープンエアに関しては、乗ってみないと分からないところはありますが、 「子供のころ、自転車を必死に漕いだときの、風が体にあたる感じ」と言えば、 分かりやすいでしょうか。 視覚だけでなく、皮膚感覚としてスピードを感じられることが、 オープンカーの魅力です。 ●改造 以下の改造をしていました。 足回り ・TOKICO HTSダンパー ・アルミホイール VERSUS SPADA 15インチ化 ・スプーン タワーバー(フロント) (リアは内装を切るのが嫌で装着せず) ロアアームバー(フロント&リア) 電装系 ・ロジー ホットワイヤー ・イリジウムプラグ ・アーシング 吸排系 ・サイクロン2(エアクリとマフラーに装着) ・JVCS その他 ・BEATさんから買ったチルターユニットの金属ギア ・雨漏り対策済みのウェザーストリップ いくつか引き継いでおきたい内容をコメントをしておきます。 【TOKICO HTSダンパー】 純正が抜けたため交換したのですが、 ピストンスピードが遅いときからダンピングが効いて、安心感が増し、 アクセルを踏めるようになりました。 【Vxiタワーバー】 他のかたも書いていらっしゃいますが、Vxiには、純正タワーバーが入っておらず、 首都高5号線など、高いスピードでコーナーをクリアしなければならないシーンで、 ヒヤッとすることがあります。 SiR純正タワーバーでもいいので、入れてください。 【Vxi15インチ化】 Vxiを15インチ化したときに、タイヤサイズに悩まれると思います。 EG6シビックの影響から、195/55/R15を履いたことがあるのですが、 外形が大きくなり、ファイナルがロング化して、ギアのつながりが悪くなります。 ただでさえ、トルクの無いエンジンで、パワーバンドを外すのは辛いので、 私は外形サイズが変わらない185/55/R15をお勧めします。 【BEATさんから買ったチルターユニットの金属ギア】 必須です。 【雨漏り対策済みのウェザーストリップ】 必須です。 その他の電装系パーツなど効果は「気の持ちよう」程度です。 ●最後に ここまで書いてきて、「愛と友情のデルソルホームページ」に支えられた デルソルライフだったと思います。 このような有用なデータベースを構築してくださったむーぶさん、 ありがとうございました。 私の車には、「トランストップのリセット方法」のプリントアウトが お守りとして積まれていました。 さてさて、大事にしてきたデルソルですが、 ピストンリングが消耗してしまい、 オイルを消費するようになってしまいました。 ピストンリング交換となると、エンジンを開けるので、 ついでにバルブ系の調整もしたほうがよく、 概算見積もりで30万円を提示されていました。 この額に逡巡していたところ、 自宅マンションの駐車場で、他の車にぶつけられてしまいました。 この修理費用が見積り20万円弱と出たところで、 修理をせず、保険金を現金化することで、デルソルを降りる決心をしました。 明日が引き渡しの日です。 15年乗って、15万キロ。 つけていた燃費ノートが最終ページに差しかかるという、 区切りのよいタイミングで卒業式を迎えられたのも、 このホームページがあったおかげかと思います。 みなさん、どうもありがとうございました。 「デルソル愛の絆」が100に到達することを、お祈りします。 ('11.6.4) |
市街地平均燃費 |
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高速平均燃費 |
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改造度 |
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