リアスピーカーの脱着

まずは、リアスピーカーのカバー（サイドアッパーライニング）の取り外しを行います。 この部分の取り外し方については、「リアパーソナルボックスの外し方」で詳しく紹介して いますので、まずはそのコーナーを参考にして取り外しを行って下さい。 サイドアッパーライニングを取り外したら、次はサイドロアーライニングの取り外しを行 います。 サイドロアーライニングは、２箇所のリアパネルライニングクリップと、２箇所のネジで 固定されていますので、それらの取り外しを行います。 リアパネルライニングクリップは、普通のネジとは違った取り外し方を行わなければなら なにので、詳しく紹介します。 まず、ある程度ネジを緩めます。 そして、外れないぎりぎりの所あたりまでネジが出したら、そのネジ部をつまんで引っ張 り上げてやれば取り外しを行う事が出来ます。 ネジを締めこんだままの状態だと、下側の爪がネジに邪魔をされて閉じることが出来な い為に引きぬく事が出来ない訳です。 上の一番右側の画像を参考にして形状を理解し、取り外しを行ってください。 ちなみにこのネジは、プラスチックで出来ている為にネジ山がつぶれ易く、締めこむ時 に締めこみ過ぎてしまうとネジ山が潰れ、ネジを緩める事が出来なくなってしまうので 注意して下さいね。 リアパネルライニングクリップの部品番号は　９１５５０−ＳＨ３−００３ＺＴ　で１個８０円 です。 ネジ関係を取り外したら、次はサイドロアーライニングの取り外しを行います。 サイドロアーライニングは、横側からはめ込む様な形で取りつけてある為、車に対して 前方に引き出す形で引っ張ってやればＯＫです。 ただし、運転席側にはオートエアコン仕様の場合（ほとんどがオートエアコン仕様と考え られます）、温度センサーとモーターファンが取りつけられていますので、その配線の縁 きりを行わなければなりません。 コネクタで接続されていますので、このコネクタ部分を外してください。 サイドロアーライニングを取り外したら、これでやっとスピーカーの固定ネジが全部見え る様になります。 スピーカーの固定ネジは全部で３箇所ありますので、このネジを取り外します。 ここのネジはかなり固く固定されている場合が多いので、スパナなどを使わずにソケッ トレンチを使用して取り外す事をお薦めします。 また、作業中にスピーカーのコーンに工具などを当ててしまい、曲げたりしてしまわない 様に注意しながら作業してください。 もちろん、全部のネジを取り外せば落下してしまいますので、ある程度ネジを外したら スピーカーを手に持ちつつ、ネジの取り外しを行う必要があります。 ネジは、下側から取り外していった方が作業しやすいでしょう。 これで、リアスピーカーの取り外しは終了です。 スピーカー関係の配線は、サイドロアーライニングの下側にまとめられていますので、 そこから探し出してくださいね。 余談ですが、実はリアスピーカーが取りつけられている場合、クォーターピラーガーニッ シュの固定ネジ（リアパネルライニングクリップ）の１つがリアスピーカーが邪魔をして取 り外す事が出来ません。 その為、クォーターピラーガーニッシュを外す為には、スピーカーを外さなければならず スピーカーを外す為には、サイドロアーライニング、サイドアッパーライニング、リアパー ソナルボックス、センターパネルなどなど、ほとんどの内装を剥がさなければなりません。 そこで、いっその事その固定ネジをひとつ外しておけば、今後何かの理由でクォーター ピラーガーニッシュを外さなければならない場合があった時、サイドアッパーライニング を外すだけで取り外しを行う事が出来る様になります。 そういう機会の無い人は固定ネジを取りつける事をお薦めしますが、内装の塗装やドレ スアップなど、何らかの理由でクォーターピラーガーニッシュを外す可能性のある人は、 その固定ネジ（リアパネルライニングクリップ）を外しておくといいですよ。

デルソル会議室より引用

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