その「芸」について


トランストップ

あれは「機構」ではない
「芸」である


あるデルソル乗りがトランストップについてこう語りました。
「あれは機構ではない。芸である」と。
ある評論家がデルソルについて一言こう評しました。
「笑える」と。

デルソル、なんと多彩な芸を備えた車なのでしょう。
オーナーのアイデアひとつでその可能性は無限に広がりを見せ
るのです。しかも安価にっっ!!
そう!コーナーでは、他の車のは無いデルソルの魅力について
語っているのです。
デルソルの隠された魅力について、存分に楽しんで下さい!!



サンダーバード・トランストップ

よく、トランストップを見た人達は、「サンダーバードみたいだ」というイメージを受
けるようです。
ならば、サンダーバードのテーマソングを流しながらトランストップをやったら似合
うのではないか?そんなアイデアから生まれた、トランストップにとってもっともス
タンダードかつ強力な「芸」です。
年齢的にもサンダーバードを知っている世代にはとにかく受ける事間違いなしで
しょう!!
知名度の高く全国各地で行われており、「全国サンダーバードのテーマでトランス
トップ推進キャンペーン」として各地で実演されています(笑)
発祥の地は箱根と言われており、新潟で熟成された「芸」というのが一般的な見
解の様です。
基本的には「発進のテーマ」が使用されますが、地方によっては「オープニングの
テーマ(日本語版)」が使用されていたりと、地域によって独自性が見られる事も
特徴と言えるでしょう(笑)
合体ロボットを彷彿させるあの動きには、人々の心を捕らえて放さない何かがあ
る様です。


シンクロナイズド・トランストップ




デルソル乗りならば誰しもが夢みる最大の必殺芸。
名前の通り、心と動きを同調させ一斉にトランストップを行う芸です。
まさにデルソル乗り同士の熱い友情のなせる技と言えますっっ!!!
通常は2〜3台の小人数で行われるが、大規模なミーティングの時には普段では
見る事ができないような壮観な光景を見る事ができます。
トランストップだけでなく、マニュアルトップも2人の手下がつく事でトランストップ
同様の動きを再現でき、参加が可能!!!
通常、「サンダーバードのテーマ」をBGMとして流し、その曲に動きを合わせて
行います。
時として多くのデルソルが集まった時には指揮者を立て、動作ボタンを押すタイミ
ングを指示する事で全体の動きを統一し、一糸乱れぬ動きを再現します。
1台だけでは実行不可能で、複数のデルソルが集合する事で初めて可能となる
あたり、まさにデルソル乗りの心と心を繋ぐ友情の芸といえますね!!
通常は 開→閉→開 を1セットとしますが、場合によっては 開→閉のみの簡易シ
ンクロナイズドトランストップ(ハーフシンクロと呼びます)を行う事もあります。


ウェーブ・トランストップ




今横一列に並べられたデルソルが端から順番にトランクの開閉を行いあたかも
波のうねりの如き動きを再現する芸です。
マニュアルトップの場合はオーナーが手でトランクの開閉を行い、トランストップ
の場合は途中までトランストップを動作させて途中でリバースさせる事によってト
ランクの開閉を行います。
通常は指揮者が前を歩いてもらい、指揮者がの前を通った時のタイミングを基
準としてトランクの開閉を行うのですが、指揮者なしで隣の車のトランク開閉タイ
ミングを見極めつつトランクを開閉させる「城山方式」(城山湖で開発された芸の
為、この名前が付きました)などの方法もあります。
車にかかる負担も少なく、お手軽に出来ながらも効果のある芸として各地で頻繁
に行われています(笑)
進化版として、両端から同時に波を作るクロスウェーブや、二個連続で波を作る
ダブルウェーブ等も考案されており、今後の成熟が期待される芸と言えます。


垂れ幕




トランストップの上昇するトランクリッド下に物をぶら下げる芸。
一般的に垂れ幕が多く使用されますが、場合によっては てるてる坊主や ぬいぐ
るみ、風鈴等が釣り下げられる事もあります。
一般の人はトランクリッドが上にせり上がる時点で度肝を抜かれ、さらにその下
に釣り下げられている垂れ幕によってとどめを刺されます(笑)
非常に効果的な技ではありますが、「仕込み」が必要である為、他の芸に比べて
労力がかかる所が欠点と言えます。
しかし、垂れ幕にどんな文字を入れるかによってその使用範囲は無限に広がり
ます。
例えば、「しばらくお待ち下さい」と表示する事で、信号待ちの時のトランストップ
で後方の車に注意を促したり、「迎春」「祝!第○回○○ミーティング」「○○さん
、結婚おめでとう!」等の祝辞として使用したりと様々な使用方法が考えられます。
垂れ幕を付ける場合は、剥がしやすい布製ガムテープお薦めです。



茶瑠乗り




あるデルソル乗りが考案したデルソルの跳び乗り技。
彼の名誉を称え、「茶瑠乗り」と名づけられています。
跳び乗る という行為にはオープンカー乗りならば誰しも憧れ、その姿を思い描く
事でしょう。
しかし映画や小説、アニメ等には頻繁に登場するこのシーンも実際には非常に
困難なかつ危険な技であるがゆえ、ほとんど行われていないのが実状です。
茶瑠乗りとは、デルソルのフロントウインドウフレームとロールバー(リアピラー)
を利用する事で跳び乗る動作からシートへ落ちるまでの姿勢の制御を行い、安
全かつ格好良く飛び乗る事ができるという、デルソル乗りの、いやオープンカー
乗りの憧れの技なのです。
しかし、その習得は非常に困難を極め、現在国内でマスターしているデルソル乗
りはごくわずかです。
茶瑠乗りマスターは「ちゃるら〜」という名誉あるデルソル乗り称号を授けられ、
尊敬されると言われています。
運転席側から飛び乗る通常の「ニアサイド茶瑠乗り」だけでなく、助手席側から飛
び乗る難易度の高い「ファーサイド茶瑠乗り」もその成功が確認されています。


タブー

元々はセリカコンバーチブルに代表される電動幌の芸。
タブーのテーマに合わせ微妙に開→閉を繰り返えしながら所々で「ちょっとだけよ
ぉ〜ん」「あんたも好きねぇ〜」と台詞を入れると言う18歳未満には見せられな
い禁断の芸(笑)
トランストップでもリバース機能を駆使する事で実行が可能である。
しかし、機械への負担はかなり大きいと思われ、そう言った意味でも禁断の芸と
言えるでしょう(笑)
できる限りトランストップのアキレス腱とも言えるチルターユニットへ負担をかけな
いように実演する事がポイントです。


ダブルクリック

芸と言うよりも裏技に近いです。
通常トランストップは、トランクリッドが下降する時、安全の為に2度停止になって
います。
つまり、押しっぱなしにしているボタンをトランクリッドの位置に合わせて(ブザー
で警告してくれる)2回離さなければいけないのです。
しかし1回目の停止の時、上手くタイミングを合わせて2回連続で操作スイッチを
押してやる事で、2回目のトランクリッドの停止をキャンセルできるのです。
タイミングが難しいので、完全にマスターするにはそれなりの訓練が必要です。
ポイントとしては、カチカチッとはやく2度押しするのではなく、カチッカチッとゆっ
くりと押す事ですね。
しかしその難易度の割にマスターしたからと言っギャラリーに気づいてもらえる訳
でなく、もしかしたら機械に負担をかけているだけかもしれない。
あくまでも自己満足の地味な芸です。
いや、玄人好みな芸と言ったほうが良いかもしれないですね(笑)


並列ルーフロック

トランストップの閉操作時には通常、トランクリッドが降りきってからルーフのサイ
ドロックを行いますが、実はこの時トランクが降りきっていなくても、ルーフチルタ
ーが降りきった時点であればサイドロックを行っても、問題なくトランストップを終
了させる事ができます。
つまり、トランクリッドが下降している時と同時進行でルーフのサイドロックを行え
ば、その分トランストップを早く終了できるというものですね。
これはダブルクリックと同じくソフトウェアのチェックミスを付いた方法ですのでハ
ードが壊れる事はまずないので安心して下さい。
しかし、安全上の問題は別ですので挟まないよう注意して下さいね。
「ダブルクリック」と「並列ルーフロック」の技をマスターして、目指すは最速トラン
ストッパーですね(笑)


ロータス・ヨーロッパ レプリカ




デルソルは、そのミッドシップ風のデザインや太いBピラーから、ロータス・ヨーロ
ッパに似ていると評される事があります。
ならば、デルソルをロータス・ヨーロッパ風にしてしまおうと言うのがこの芸です。
なんと、デルソルトランストップ仕様のトランクリッドをリアウインドウが半分ぐらい
になるまで上昇させる事で、素人ならば見分けがつかないくらいにそっくりになっ
てしまうのです!(嘘)
しかも、なんとこの芸を実行すると、デルソルは最高時速10km/hもの速度で
の走行が可能となるのですっ!(リミッターが効いてしまうんですね)
リミッターをカックンカックンと効かせながら駐車場を走り回るロータス・ヨーロッ
パレプリカ!!
まさに向かう所敵なしの必殺芸でしょう。
黒色のボディに金色(黄色)のラインを入れる ロータス・ヨーロッパスペシャルレ
プリカといった進化版もあります。
ただし、この芸は本物のロータス・ヨーロッパの近くで行うと、オーナーに石を投
げつけられるので注意が必要です(笑)


どこでもテーブル

デルソルのフラットかつ広大なスペースを有するリアトランク上部をテーブルに見
立てて使用する非常に有効かつ実用的な芸です。
特にジュースや携帯用パソコン置き場として使用される事が多く、デルソルを囲
んで和気あいあいと仲間内で会話を楽しむと言った使われかたが基本です。
テーブルクロス等を使用する事で本格的なテーブルにみたて、水筒やバスケット
置き場として使用し食事を楽しむ事も可能ですね。
主にリアスポイラーの装備されていないデルソルが使用されていますが、リアス
ポイラー付きのデルソルでも実行可能です。(使用スペースは小さくなってしまい
ますが)
テレビやゲーム機を持ち込んで、デルソルのバッテリーを利用し、駐車場でゲー
ム大会を開催するなんて事も可能なんですね。
まだまだデルソルのリアスペースには無限の可能性が秘められており、今度の
新しい使用方法の開発に期待がよせられています(笑)


ロケットランチャー

デルソルのトランクリッドがせり上がる様は、誰が見ても何かの「兵器」を連想さ
せる事でしょう。そう、あのルーフ収納部から今にもミサイルでも飛び出してきそ
うなのです(笑)
そんな思いを現実にしようと計画されたこの芸、しかしあまりにも危険な為、デル
ソル乗り達の善意からその芸の実行を封印されているのです。
やり方としては、10〜20連発ぐらいの打ち上げ花火を買ってきて、トランクリッ
ドに横向きに固定します。そしておもむろにトランクリッドを上昇させ、「ふぁいや
〜!!」の掛け声と共に花火に点火するのです。
ルーフより少し高い位置にまでせり上がったトランクから次々と打ち出される花
火(禁断の花火横打ちである)は、まさにロケットランチャーをイメージさせてくれ
る事でしょう。
本当に危険かつ周囲に迷惑をかける芸なので、良い子は真似しちゃあだめです
よ。
他にも前中期型のデルソルのアクセサリーランプを取り外して、そこにエアガン
を取り付け、前方の車両を攻撃するマシンガンという芸もあります。
これもロケットランチャーと同じく禁断の芸ですが、雨も降っていないのにバック
フォグを点灯させているような輩が前にいると、冗談抜きで攻撃する手段が欲しく
なるのは私だけでしょうか?(笑)


ファイナルフュージョン承認

「ファイナルフュージョン承認!プログラムッ!ドラ〜イブッ!!!」
と叫びながらトランストップを行う分かる人には分かる熱い必殺芸!
ポイントとしてはトランストップの変形ボタンを押すときは基本型のひとさし指&中
指ではなく、にぎりこぶしで(ボタンを壊さない程度に)魂をこめながらオーバーア
クションで押す所です(笑)
近くに知り合いがいる時には、芸を行う前に「ファイナルフュージョンッ!!しょ〜
にんっっ!!!!」と叫びながら指さしてもらえばより熱く燃え上がる事でしょう
(笑)
さらに進化系の芸として「ゴールディオン ハンマー」があります!
「トランストップ発動承認!」と叫びながらキーを回してエンジンを始動させ、その
勢いにのって「トランストップ!セーフティデバイスリリース!!!」とトランストップ
を行うまさに鋼鉄粉砕の必殺芸!
この2つの芸をマスターすれば、これであなたも勇者の仲間入りです!

#ネタが分からない人ごめんなさ〜い(^^ゞ