社外品プラグコードが抜ける


デルソル会議室より引用


ひかる さん

今日は、お尋ねしたくて書き込みます。
彼女がEG1に乗っていまして、先日ツインコアのプラグコードを付けました。
(EG1のツインコアは、受注生産です。)

しかし、しばらく走ると点火プラグとの接合部分が、ポコッと抜けてしまいます。
それで、点火プラグとプラグコードの噛み合わせが悪いのかと思って返品交換
しましたが、返ってきたプラグコードでも同じ現象が起きます。
(返品したら、以前よりきっちりはまるようになり、停車時は、完全にプラグには
まります。)
点火プラグの締め付けが悪いのかと思い、きっちり締め付けても同じ症状がし
ます。
ちなみに、ノーマルのプラグコードでは抜けるようなことがありません。

もしかすると、EG1の点火プラグは、元々エンジンとの間に隙間があって、ノー
マルコードは、その爆発が逃げる構造になっているのではないかと感じます。
それが、ツインコアのプラグコードだと、遊びが無くて抜けてしまうのでは...と。

ご存知の方、いらっしゃいませんでしょうか?
次回は、返品交換ではなく、返品返金になってしまいますので...。
宜しくお願いいたしますm(_ _)m


如月みいな さん

プラグコードはプラグにきちんとはまっているのが正規の状態です。プラグの電
極以前でのスパークはロス以外の何者でもないでしょう。
おそらく、エンジン停止状態できちんとはまる(カチっと)のに、走行後に抜けて
しまうのであれば、何らかの接触物がある筈です。
プラグにきちんとはまっても、ヘッドカバーのプラグシリンダー内で干渉があって
、走行の振動でポコっと浮いてしまうのではないでしょうか?

あと考えられるのは、ヘッドカバーパッキンの一部であるプラグシリンダー内
のパッキンのオイルにじみによる膨張が考えられます。プラグのがいし部分(白
い部分ですね)にオイルが付着していたり、シリンダー内が汚れていたりしたら
間違いないと思います。

とはいえ、純正で大丈夫なら、後で交換したプラグコードに問題があるのでしょ
うね。
プラグにはまる部分ではなく、シリンダー内に入る部分が怪しいです。
特に、いっぱい押し込んだ時にかぶさる傘のような部分近辺の干渉が最も怪し
いです。

コードが浮いた状態では、プラグの失火を招いたり電気トラブルに陥る原因に
なりますので早めの処置をおすすめします。
それでは!


ひかる さん

詳しいご説明ありがとうございました(^ ^)
現在、とりあえずノーマルに戻しています。
自分で調べるのは困難なようですが、ご説明のお陰で吹っ切れた感じがします。
返品して、今まで通りのノーマルの方が良さそうですね...。
自分の車だったら良いのですが、彼女の通勤車なので、不調をきたすといけま
せん。

余談ですが、デルソルにスピリットファイヤーの点火プラグを取り付けた後に、
カプチーノメーリングリストで、その点火プラグの問題点の話題があったので、
現在ノーマルに戻しています(カプチーノにはイリマックを使っています)。
スピリットファイヤーの点火プラグは、モノによって火花の散り方にムラがあり、
ピストンやシリンダー、プラグコードに悪影響を及ぼすこともあるそうです。

デルソル乗りの方々は、どんな点火プラグを付けられているのでしょう?


ひかる さん

前回の「ツインコア・プラグコードが抜ける」という件ですが...
12日、カー用品店に返金して貰おうと思い、持っていきましたら、今度はウルト
ラを薦められましたので、再び注文しました...で、届き次第、とりあえず差額
分を返金して頂く予定です。
プラグコード1本の事で、お店を行ったり来たりしております(^_^;)
ウルトラは大丈夫かなぁ〜っ...。


ひかる さん

まいど、プラグコードの話を1人で引きずっている、長崎のひかるですm(_ _)m
昨日、行きつけのカーショップへ、EG1用の「ウルトラ」が届きました。
それで、以前返品した「ツインコア」との差額分、1万円ちょっとを頂きました。

まず、形状を見てみると、ツインコアよりもウルトラの方が、シリンダーへ触れる
部分の遊びが多いようです。やはり、遊びがある方が抜けないのかな...?
取り付けた感じは、ツインコアでは「ブブッ...カプッ」って感じでしたが、ウルト
ラでは「プチッ」っとした感じ(なんちゅう擬態語でしょう)で、殆どノーマルコード
と同じ装着感でした。

そして走った感じですが、気持ちスムーズですし、1日走っても抜けることが無く
、問題ありませんでした(^ ^)
これで、一件落着です。皆さん、どうもありがとうございました。



これらの情報については、メーカーに損害を与えかねない情報の為、公開するか
どうかを非常に迷いましたが、デルソルのトラブルに関する貴重な情報である事
と、EG1用は受注生産である事。そして2度に渡って返品が行われたという点を
考慮して公開する事としました。
時として、メーカーに不利益を与える為の偽情報も無いとは限らないので、管理
者としては十分配慮しているつもりです。

EG1で同じ物を使用して問題なかったといったような情報や、メーカー側より改良
品が出されているといった情報も髄時集めていますので、皆さんよろしくお願いし
ます。



景飾瞳瑠 さん


社外品プラグケーブル(ハイテンションケーブル)の脱落に関して、私も気になっ
たので読ませていただきました。
症例からすると、過去に私が何度も体験したケースと似ていたので、参考になれ
ばと思いメールします。

結論(と言うより私の意見)から言えば、ヘッドソケット側の与圧不良による脱落(熱
膨張による過圧で押し出された)のではないでしょうか?
引用された掲示板の書き込みにもあるように、脱落の原因はどれも的を射ていま
す。振動や油脂のリークも常識的な観点では最も大きい原因です。

しかしながら、自動車用のプラグケーブルの構造はご存知のとおり、点火プラグ
側ソケットはエンジンヘッド内に埋め込む構造が殆んどで、そのためのゲタ(エク
ステンション)がついています。
そのため、ヘッドソケット側は、かなりの空間を有した状態で密閉されることになり
走行時には、エンジン自体の熱でこの空間の空気が過熱膨張します。
通常(特に純正品)は、この与圧を逃がす為(脱着時の効率も兼ねて)ソケット外周
に与圧を逃がす空気穴(単純なピンホールや逆支弁など様々)が設けられている
はずです。

スプリットファイヤーも含め、入手可能なカスタムケーブルのうち、特に、受注やワ
ンオフ対応などのカスタムメイドな物は、成型時に空気穴或いはそれに類する構
造部分が詰まっていたりなどで充分機能しないか、まったく考慮されていない(素
材の柔軟性に期待してあえて付加されない)というケースがよくあります。

私は過去所有していた車の大半がデルソルの年式付近のHONDA車ですが、
どのエンジンも、いわゆるメーカーが想定しない条件では、純正品でさえ与圧不
良で脱落が起きたりしていました。
Del-Solではありませんが、CR-X(E-EF7後期型)はかなり手を入れていたので、
件のスプリットファイヤーやノロジーホットワイヤーなどのカスタムケーブルを使っ
たことがありますが、特にソケットブーツがシリコン素材で一体成型に改良された
辺りから、与圧に関する構造は不具合が目立ち、ほぼ全数が空気穴を開け直し
た経験があります。

メーカー側の回答も、いわゆる実戦投入でのデータに基づいた物で、そういう事
例が頻発した物に関しては逐次改良はされているそうですが特にオーダーメイド
系は、そういうチェックに関しては検証がされにくいのが実情(成型が外注なので
)だそうです。
シリコン素材は柔軟性が高いため、物理的に穴が開いていても、装着状態では
塑性や捩れで塞がることが多く、これは一概にメーカーの落度とは指摘できませ
ん。メーカー側も事例と発生のメカニズムが把握できれば対応してもらえると思い
ます。


修理方法(応急対策)は単純に、ソケットブーツに1mm程度のドリル等で電気回路
部分にダメージを与えないように穴をあければOKです。
シリコン素材なら、おでんの竹串でも簡単に開けられます。
その際、純正ケーブルのソケット部分を参考にすれば簡単です。
通常は、T型のハイテンションケーブル接続部に細い管状のものがあるはずで、
そこが空気穴になっています。

防水性などの心配ですが、通常走行ではボンネットまでフルオープンで走るわけ
ではないので、まったく支障はありません。
実際、土砂降りの走行会でエンジンルームを浸水させながら走りましたが全くトラ
ブルは起きませんでした。

*その時のEF型CR-X(Si)のエンジンは後期レタリングの黒ヘッドZCなので、
 ボンネット内のレイアウト形状はプラグカバーを外したB16型に近いはずです。