デルソル乗り「愛の絆」 |
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写真
丘一面の葡萄畑を背にして
僕は今、仕事の都合でフランスにいますが、デルソルのファンは海を越えて世界中にい ることを知らせたくてこのページに参加しようと思いました。 あまり車には詳しい方ではなかったのですが、以前乗っていたEGシビックが車の楽しみ を教えてくれました。 中古で買ったのですが、サンルーフが付いててお気に入りでした。車の中から空が見え る開放感...この頃に刻まれた記憶が、きっといまのデルソルに繋がっているのでしょう。 EGシビックの後、しばらく車とはご無沙汰していました。でも、こちらに来て、古いルノー とか借りて乗っていたのですがやはり車は必要と言うことで、まず浮かんだのがデルソル でした。 ヨーロッパでは日照時間が短いため人々は太陽を求めてか、オープンカーをかなり見か けます。最近では206CCとか人気ですし、探せばいろんなヨーロッパメーカーからもたく さん出ています。 でも、デルソル。絶対欲しい、これしか考えていませんでした。 わき目も振らず追い求めた結果こうして晴れてデルソルオーナーとなり3ヶ月以上経ちま したが、あらためてデルソル、ホントに素晴らしい車だと思います。 しかし、手に入れるまでは実に困難の連続で、一度は探すのをあきらめようかさえ考えま した。 そして、手に入れてからはもっと大変でした。 手始めに近くのクルマやさんに探してくれと頼んだのですがしばらく経っても音沙汰なしで、 「あのクルマはなかなかないよ。」との返事。他でも同じ答えで、雑誌で探してもなかなか 見つからず、じゃぁドイツはどうだ?とドイツの車雑誌を見るとポツポツ載ってるし、逆に デルソル求む!!見たいな広告もあったりして。 ドイツのある街で4,50台しか入らない小さな駐車場に銀デル、青デル2台もとまってる のを発見し、これはいけるかも...とホンダのお店めぐりを開始! ところが、話を聞くと年式の新しいデルソルはまだオーナーが手放さないのと、中古車価 格が高止まりしているので難しいですよ。 タマ数も多くないですしね。とのこと。 うちもデルソル欲しいいんですよぅ、なんていわれたりして。 ドイツのホンダからのいい返事を待ちつつ、今度はインターネットでデルソル探しです。 が、狙いを定めて3件問い合わせてみたけれどすべての店でついこの間売れてしまった との返事で、これには全くへこみました。 しかし、負けずにさらにスイスにアタック!!とうとうデルソルまだありますよーと言うお店 をみつけました。 速攻、お店を訪ねトランストップを開けてもらいました(!?)おお、すげぇ...!! 迷ってる間などあるでしょうか? 即、購入です。 ですが、ここからがまた困難の連続でした。 まず仕事が忙しくて2週間取りに行けませんでした。 その間にこの「愛と友情のデルソルページ」に出会い、代わりにワクワクしていました。 そしてデルソルを取りに行く当日です。 知り合いに頼んで、片道3時間近くかけてお店に行き車検証をもらい、管轄の警察を迷 いながらも探し出し、仮ナンバーを申請して再びお店へ。 支払い等の手続きをして、さぁデルソル、よろしく!と走り出しました。 ここでさらに問題が発生します。保険とかは仮ナンバーに含まれているので良いのです が、スイスとフランスでは当然ながら国が違うのでスイスで車を買ってフランスへ持ち込む と、輸入車になってしまい関税を支払わなくてはならないのですね。その額車両価格の10パ ーセントをスイスに、19,7パーセントをフランスに、計約30パーセント。 それを知らなかったのですから、いい勉強になりましたよ。全く!泣きそう。 国境の税関で書類をつくり、スイス側に支払い、フランス側に支払おうとして現金しか受け 付けてくれず、慌てて銀行へ走るハメに...。 一日でここまでやったのですから、うちに帰るとくたくたに疲れました。 その後、県庁へ行って仮車検証を申請します。仮車検証をもってクルマやさんへ行き、フ ランスの仮ナンバーを作ってもらい(日本とは少し違いますね)車検を受けます。 保険にもフランスで入らなければならないので、保険屋さんにも行きます。 車検が終わると書類を持って再び県庁へ行きます。数日後、陸運局のようなとこ(?)か ら呼び出しの手紙が来るので検査場へデルソルを持ち込み車体番号などのチェックを受 けます。 それが終わると、ようやく県庁で正式な車検証がもらえる訳です。 これがまた、高いです。(260ユーロぐらい。ただ、車を乗り換えても番号はそのまま使え るようなので、結局安くなるのかなぁ。) そして今度は正式な車検証の番号でナンバープレートをクルマ屋さんに作ってもらい、保 険屋に正式なナンバーを伝えてやっと手続きらしきものは完了です。 (休みの日はほとんど、デルソルのことにかかりきりでした。) 話は前後しますが、うちにもって帰ってすぐ、さぁオープンにするぞ!とボタンを押すと、な んとトランストップの挙動がどうも怪しい...屋根が開かない。 このページのおかげで、トランストップのトラブルについて知っていたのであわてずにすみ ましたが、いきなりこれかよぅ。と言う感じでした。 後日、ホンダのお店で見てもらうと単なる接触不良であることが判明、そしてはじめてオ ープンに出来た時は感動ものでした。 10日間以上鬱入ってましたもん。(これもデルソルオーナーの通る道?) 購入時、ABSとエアバッグがついてた他はどノーマルの状態だったので、しょぼいオーデ ィオぐらい何とかしたいと思いましたが、我慢してまずセキュリティー導入です。 ヨーロッパではクルマの盗難、車上荒らしが半端でなく多くセキュリティーなしでいい車に は乗るのは危険です。 最近のクルマにはもう標準の装備になりつつあるぐらいです。僕の親しい人も車の焼き討 ちに遭いましたし、こっちで車を借りた友人はレンタカー屋に夜間路駐はしないよう念を 押されていました。窓ガラスを割られてハンドバッグをやられた日本人の話も聞きました が、これは置いていた方が悪いと言うまともに考えればおかしな意見なのに、同意せざる を得ないあたり状況をご想像いただけるでしょうか? で、アラーム。しかし後付けすると内装をはがしたり、ボンネットの中にも配線を通したり と大変な仕事になります。額もホイールをアルミに変えられるほどかかりました。お金か かりまくりですよぅ。(お金かかればかかるほどデルソルにはまるんでしょうね、みんな。) そんな訳で現在オーディオも換え、絶好調です。 今年の年明け一日から、初ドライブということでドイツの田園風景の中をのんびり走って いると、反対車線から何やらライトをチカチカしてくる良く似たクルマが来るではありませ んか!晴れていたとはいえ屋根をあけているオープンカーなど皆無の寒さなのにその黒 デルは屋根を全開でピカピカのボディーを輝かせながら向かってきました。 僕もお返しにライトをチカチカ、そして手を振ると隣に彼女を乗せた黒デルのお兄さんニ コニコしながら去ってゆきました。 やっぱりデルソル乗りですよね!なんかそれだけで幸せな気分でした。 なんだか長くなってしまい申し訳ありません。もちろん、この愛と友情のデルソルのページ、 最高に役立ってます。どうも、ありがと |
市街地平均燃費 |
平均 - km/l |
高速平均燃費 |
※4
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オープン率 |
※5
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改造度 |
※6
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