デルソル乗り「愛の絆」 |
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年齢50歳(!!)です。こんな年齢の人、誰も「愛の絆」に登場してないですね。 3月に大台に乗ってしまいました。そこで、かねてより計画していた「2シーターの車を自 分の誕生祝に買う」という行動を実行に移しました。 それが私の赤デルです。(添付写真) 購買動機はざっと以下の通りです。 @ VOLVOは運転しててもつまらん。 もう一台の車が妻の熱烈な希望によって購入したVOLVOのV70なんですけど、運転して ても別に楽しくないのです。確かに良い車だし、長距離ドライブなんて疲れないし、いろん な装備はみんなついてるし・・・。 でもね、でかいし、旅客機操縦してるようなもので、楽しくないんですねこれが。 自分の車が欲しい。しかも、もっと小さくて、身動きの軽いライトウェイト・スポーツの様な 車が。戦闘機とはいわなくても、せめてセスナを操縦する位の気分で転がせるやつ。 座席は二つしかいらない。オープンだったらなおうれしい。 A 娘が免許とった。 大学生の娘が去年免許とったんですけど、VOLVOがでかすぎて運転し辛いわけです。 後ろのバンパーを電柱にぶつけて少しへこませてしまったりもしました。 手頃な大きさで娘が一人で運転しても安心な、しかもぶつけてもあきらめがつくような、 値段のお手頃な車が必要だという私の論法は、「自分の大事なVOLVOを娘の危険な運 転から守りたい」という妻の危機回避願望と合致しました。 しかし、車は必然的にATとなってしまいました。残念。(娘はAT限定免許) B シンディを隣に載せて走りたい。 シンディというのは、我が家で飼っている6歳になる雌のハスキー犬です。 添付した写真で、助手席に座ってすました顔をしているのがこの犬です。 VOLVOの前は三菱シャリオに乗っていたのですが、その頃は座席にシンディも座って窓 から顔を出して喜んで風を受けていたわけです。(3列シートなので家族4人と1匹が座る 場所は十分あった。) VOLVOになってからは、ネットで仕切られた荷室にしか乗せてもらえなくなり、大好きな 風切りドライブが許されなくなってしまいました。なんせ、季節の変わり目に抜ける毛が半 端じゃなくて、座席が毛だらけになってしまうし、レザーシートが爪で傷つけられるのもた まったもんじゃないとう理由です。 かわいそうにシンディはネットの間から顔をつっこんでなんとか座席に入り込もうとするの ですが、ちょっと太めの彼女はそんな隙間は通り抜けられないのでした。 というわけで、愛犬に顔を表に出して存分ドライブを楽しませてあげたい。 オープンエアーの楽しめる車だったら尚のこと快感に違いない、と考えたわけです。 私のこの考えに対して妻は「なんで、私じゃなくて犬を助手席に乗せたいのよ!!」と激 怒りしております。 去年49歳の誕生日に子供達から「オープンカーガイド」という本をプレゼントされました。 「何が欲しい」と聞かれて、「車」と答えたので、予算の都合で結果「車の本」に落ち着い たわけです。それから、1年間かけて車の選考に入ったわけですが、候補に挙がったの は次の三つの車種でした。 デルソル、MR-2、ユーノス・ロードスター。 まず、予算が限られているので(私のため込んだ小金しかないので)日本車のしかも、高 年次の中古しか買えない。家の前に縦に二台の駐車となるので、4m前後以下の車長の 車。しかし、ビートやカプチーノはAT車がないので不可。それこそ、オープンカーガイドを 熟読して、絞り込んだわけです。 デルソルはかなり早い段階から候補に入ってきました。 デルソルを初めてみたのは実はアメリカだったのですが(91年から94年までニューヨー クに駐在)「なんとかわいい、素敵な車が走ってる。こんな車に将来乗りたいな。」という 印象でした。 ホンダのライトウェイト・スポーツということで、それほどたくさん見たわけではないのです が、極めて印象に残る車でした。若干日本のものと形が違っていた様な気がします。 アクセサリーライトのあたりですかね?デルソルは国内よりも外国、つまりアメリカ市場を 意識して、旧型のCR-Xから大変換をしたのではないかと思っています。 特に、西海岸のあたりでは似合いそうで、売れそうな車ですよね。海外での販売台数っ てどれくらいなのかな? MRSのシーケンシャルはどっと引かれる車なのですが、新しすぎて残念ながら予算と合 わず。MR-2の問題点は、ちょっと大きい点。初代のMR-2から次に替わったときに大型 化してしまって、車重も重くなり、エンジンも2Lに大きくなったのでしょうね。 長さも他の2台に比べてちょっと長い。それと問題点はトランク・スペースがほとんどない こと。ゴルフへ行く時はキャディ・バッグを積むべき場所が助手席しかない!!ミッドシッ プで、運転して楽しそうですが、これはちょっと困ってしまう。 ロードスターは中古車市場には結構出回っているし、人気車種。しかもATだと値段が安 くなるし、トランクにはゴルフバッグがなんと一つは入るらしい。 リトラクタブルの旧型の方が1600ccもあり、スタイルも私の好みに一致する。革張りシー トや木目のハンドルのものもあるというわけで、結構良い選択肢ではありました。 しかし、オープンカーガイドブックによれば、中古を買うなら出来る限り低年次の車を選 べと書いてあります。そう、昔からマツダの車は耐久性が無いからね。 広島に出張したときにも、在住の人にいわれました。「だからタクシーは広島でもトヨタか 日産」と。 となると、購入予定金額で買えるのはあまりおすすめ出来ないものばかりなのか。 実際イサイズとかで検索しても、価格的に値頃感のあるものは走行距離が結構いってい たりとか、修理歴ありだったりしていました。それにやっぱり常時屋外に駐車するのに、 幌は心配な点があるし。 と、以上の様な要素からデルソルにほぼ決定してネットでいろいろとさがしていました。 トランストップはなかなかおもしろい機構であり、デルソルの大きな魅力の一つなのです が、トランクルームが狭くなるのであきらめました。 マニュアルトップだと、とてもオープンカーとは思えない広いトランクがあります。 これならゴルフも二人でいける。しかも、車重が軽くなるのというメリットもあります。 ATで色はグリーン以外(VOLVOが濃緑なので)、修理歴無く、走行距離もそこそこのも の。という条件で捜していたらほど良い車が中古車屋にあり購入にいたったわけです。 納車までの間はウキウキと待ち遠しい気分が続いていましたが、そんな時にHP「愛の絆 」を発見。デルソルの歴史から特徴までを詳しく学習させていただきました。 そこで分かったのが、我が赤デルは普通のVXiだと思っていたのですがリミテッドSという 限定バージョンをどうやら買ったらしいということです。 装備が全て一致しますし、時期的にも95年の2月に初年度登録なので符合します。 生産台数わずか600台の限定版は希少価値。といっても、装備がセットでついて、値段 が割安だったというだけの販促用限定版で、サイドステッカー以外特に普通のVXiと違う わけではないのですよね。 あ、そうそう、リミテッドSのミラノレッドはトップの色が黒ではなく赤でボディーと同色です。 これは「デルソルの歴史」のリミテッドSのカタログの表紙をみてもわかります。 なんせ単なるお買い得モデルとうことで、手間のかかることはやめたんだと思います。 さて、まだデルが来てから少ししかたっていないので、それほどのってないのですが印象 を。 ◆ 走りは思ったよりよかった VXiなので、シビックが2シーターになったようなものと思っていたのですが、意外と回せ ば早い。車重が軽いせいもあるのでしょうけど。中古屋の社長がフェリエのエンジンだか ら燃費がいいよと、経済性の方をやけに強調してましたが走りもまずまずです。 逆に燃費のほうは聞いてた程ではないかなという感じ。 ◆ オープンは気持ちがいい これは皆さんには説明の必要がありませんね。しかし、首都高速でトンネルに入った時 に「あ、失敗した」と体感。トンネル走行は屋根付けないと。それと、うちの奥さんはあまり オープンが好きではないようです。髪の毛が乱れるのと日に焼けるが理由のようです。 スカーフとサングラスを用意してでないとオープンでは乗らないとのことでした。 ◆ 他の家族は喜んでる 娘は「運転しやすい」ことと、一人で乗っても構わないというので大喜び。息子は駅まで送 るのにオープンでいったら感激してました。あと2年で息子も18になりますので、免許を 取って赤デルを乗り回すのを楽しみにしているでしょう。なんといっても一番喜んでいるの が犬です。オープンで風を受けながら楽しそうに周りをきょろきょろ見回しております。 防水用の着脱簡単シートカバーを購入したので、犬の抜け毛対策も万全。 犬を助手席に乗せオープンで表参道、原宿あたりを流したいのですが、ちょっと遠いので とりあえずは家の近所で、人通りの多そうな場所を選んで走っております。 注目度抜群です。 ◆ 問題点は皆さんご指摘の通り 赤デルですので、プラスチック部分の色落ちが出てて、それほどひどくはないけど、金属 部分と違う色。140キロ位でオープンで走ると、すごく剛性が心配になる。 新型ウェザーストリップですが、8年落ちなので雨天走行中はどうも少し水がもれるらしい。 (娘の話では)その他灰皿の位置とか、グローブボックスの小ささとか、ま、どーでも いい点等。 というわけで、トータルでは気に入っております。駐車場の出し入れが縦2台で面倒です が、せいぜい毎週末遊びたいと思っております。 |
市街地平均燃費 |
平均 - km/l |
高速平均燃費 |
平均 - km/l |
オープン率 |
約 70 % |
改造度 |
約 0 % |
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