症例 その2


「峠道で、トランストップのギア破損、これじゃ動けず、窓も閉まらず」
                  光ヶ原〜関田峠にて、 Be茶瑠

この一首は、私の思い出の歌である(笑)
便利なトランストップとは言え、ぶっ壊れてしまっては、厄介な代物なの
です。
この時は、手動のクランクを廻しても空回りしてしまい、操作不能な故障
でしたので、そりゃ〜もう大変なでした。
峠道だったので、速度リミターが効いた状態では、とても急勾配は登れま
せん。

ここで、ちょいとばかりの補足説明を贈ります。
トランストップ仕様車で、お屋根の開閉動作が、未完了と判断されると、
次のような状況になります。

1.動作未完了のインジケータ点灯のまま、警報音が鳴り続ける。
2.両サイドの窓が、閉まらない。リア窓が、開かない。
3.約10km/hrで、速度リミターが稼動する。

故障の状況は、昇降装置の樹脂歯車が破損してしまい、宙ブラリンの状態
で風に揺れる憐れなお屋根、手動開閉も不能。
やむなく、お屋根をエイヤーと持ち上げて外し、昇降装置を車載工具で分
解し強制撤去するという力技で、お屋根方面は(なんとか)解決。
しかし、トランク方面は、上昇(開)状態で動かない(涙)
色々と試行錯誤の末、やっとバッテリーのアースを外して初期化する事に
気付きました。
こんな感じで、2時間程の愛車との格闘を体験しました。
それ以来、愛車にますます愛着を感じるように成りました。

なお、この事件以降は、変形実演場所の傾斜に、神経質なほど気を配る様
に成りました。
皆様も、お気を付け下さいね〜!!!

(おまけ)・・・この貴重な体験で知った事。
分解した昇降装置を再度組み立てるには、デルソルを逆さにするのが最善
それは無理な話なので、ユニット交換しかない。
これが高価なのよね〜!


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