トランストップの故障



関連情報
チルターギア破損
トランストップ動作時の窓停止
トランストップトランクが開かない
トランク閉時の音が大きい
トランストップが動かない
チルターギア交換後の動作不良
ルーフスライダーの傷跡
チルターギアセッティング不良





トランストップオーナーならば、誰しもトランストップの信頼性について本音を聞き
たいと思う事でしょう。
あれだけ特殊かつ複雑な機構です。
「もしかしたら壊れやすいんじゃないか?」と心配しているのではないでしょうか?
しかし、デルソルの情報自体が少ない中、トラブルに関する情報もひどく限られて
いるものです。
そんな訳で、はっきりと「こうだ!」と言い切れる訳ではないのですが、私が今ま
で様々なトランストップオーナーに聞いた話を総合してみますと・・・

はっきり言いましょう!
トランストップは故障しやすいですっ!!

この結論については、このデルソルホームページに書き込むべきかどうかとても
迷いましたが、真実を覆い隠してしまってはデルソル情報サイトを目指すこのホ
ームページの意義が無くなってしまうと思い、あえてこう結論づけました。

たしかに、デルソルには故障時の応急的な方法(手動開閉)があるのですが、私
が今まで聞いたトラブルは、その方法がまったく役に立たいタイプのトラブルばか
りでした。
ほとんどが、トランストップの制御コントローラーに関するトラブルや、チルターギ
アの破損(別コーナーにて詳しく紹介)によるトラブルでなのです。
あの大掛かりな手動開閉の方法は、あくまでもモーターが焼き付いて動かなくな
ってしまったり、モーターへ何らかの理由で電力が供給されなくなってしまった時
にのみ有効な手段であって、制御関係で電気的なトラブルが発生したり、機械的
な破損が発生してしまった時には意味がないのです。
事実、今までにあの手動開閉装置が役に立ったという話は、あまり聞いた事があ
りません。

とにかく、色々なデルソル乗り方にトランストップのトラブルについてレポートして
もらいました。
一度見てみて下さい。



index


症例 その1

症例 その2

症例 その3

症例 その4

症例 その5

症例 その6

症例 その7

症例 その8

症例 その9



基本的にトランストップの機械的な耐久性については、「デルソルのすべて」の30
pにて、耐久テストは1万サイクルで行なわれ、かなり頻繁に開閉するユーザーで
も12年分ぐらいは大丈夫と書かれています。
しかし、これは試験での耐久性であり、実際にはチルターギア破損問題があり、
オーナーの間では3年程と言われています。耐久テストでは試験されなかった、
何らかの要因が発生(たとえば予想以上の経年劣化やグリース・紫外線等の影
響)してしまったと考えられます。
もしかすると、組み立て時の精度のばらつきが大きく影響しているのかもしれませ
ん。
(トランクリッドに関しては、普通車のトランクリッドが5000回試験に対して、デル
ソルは2万回行なわれているとの事です。トランクリッドに関しては、ほとんど故障
したと言う話を聞きませんね)

便利な機構とはいえ、機械には変わりありません。
日々のメンテナンスを怠っては、しっかりとした動作、寿命を得る事ができないで
しょう。
定期的な点検を受ける時には、グリースアップを頼むなり、しっかりとしたメンテ
ナンスを心がけましょう。

デルソルは、その機構の複雑さ、数の少なさの点から、非常にメンテナンスの難
しい車と言えるでしょう。
一般的に、かなり安い値段で出回っている車両もありますが、安さにつられて購
入すると、痛い目にあう可能性があります。
購入する時は、多少値段が高くても、しっかりとしたメンテナンスが受けられる所
(例:ディーラー)で購入したほうが結果的に安く、楽しいデルソルライフを送る事
ができると思います。